エーザイが高い、コロナ治療薬候補を治験へ
・重症敗血症の治療薬候補「エリトラン」
・免疫過剰反応の抑制を期待
1日後場の東京株式市場でエーザイ<4523>が高い。自社で創製した重症敗血症の治療薬候補「エリトラン」に関して、新型コロナウイルス感染症を対象とする臨床試験を米国で実施すると発表し、注目を集めている。
午後零時51分現在、前日比73円(0.85%)高の8619円で推移している。一時、2.21%高の8735円まで買われた。
エーザイによると、エリトランは免疫の過剰反応(サイトカインストーム)を抑制し、患者の肺やその他の臓器で損傷が起こらないようにする効果が期待されている。
米国内の複数の医療センターで実施される今回の治験では、中等度のコロナ患者に対してエリトランの有効性が評価される。
治験は大規模国際プラットフォーム「REMAP-CAP」のサブスタディーでコロナの治療薬開発について研究する「REMAP-COVID」で行われる。今後、日本など米国以外のREMAP-COVIDネットワークの施設でも治験を実施する予定という。
最大500人に治験を行う予定で、早ければ年内に結果が出る見通しという。
エーザイは2011年、治験で効果が確認できないとしてエリトランの開発を中止していた。
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