エプソンなど一部電子部品株安い 米がファーウェイとの取引再開許可延期との報道
・エプソンが年初来安値
・日経平均は続伸
9日前場の東京株式市場で中国通信機器大手ファーウェイ(華為技術)と取引のある電子部品の一部に売りが出ている。米ホワイトハウスが、米国企業による中国通信機器大手ファーウェイ(華為技術)との取引再開の許可決定を先送りしていると報じられたことが背景にある。
午前9時44分現在、セイコーエプソン<6724>は前日比-16(-1.13%)安の1404円で取引されている。一時1403円まで売られ、年初来安値を更新した。
TDK<6762>は100円(1.18%)安の8340円、京セラ<6971>は1円(0.02%)安の6453円で推移している。
ただ、前日の米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、日経平均株価は続伸しており、また電子機器全体では現時点で0.71%の値上がりとなっている。
米中貿易摩擦
ブルームバーグが日本時間9日早朝に関係者の話として伝えたところによると、中国が米国産農産物の購入を停止したことが、ファーウェイとの取引再開の許可決定を先送りした理由。
米商務省が5月、安全保障の観点からファーウェイを輸出禁止措置の対象リストに加えて以来、米企業はファーウェイへの製品供給において特別の許可を取得する必要がある。
トランプ米大統領は6月、中国の習近平国家主席と大阪で会談し、貿易戦争の休戦で合意した。この際、中国が米農産物の購入を増やすことを条件に、ファーウェイに対する規制を緩和する見通しを示していた。
また、ロス米商務長官は7月23日、ファーウェイに対する制裁緩和について、今後数週間で判断すると表明していた。
トランプ氏は1日、中国が巨額の農産品を購入すると約束したが実行しないと述べ、約3000億ドル分の中国製品を対象に10%の追加関税を課す対中制裁第4弾の発動を発表した。
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