川本産業などコロナ銘柄に買い 東京都の感染者数が連日で過去最多
東京都の新型コロナ感染者数が19日に過去最多を連日で更新するなか、東京株式市場では川本産業や大幸薬品といったコロナ銘柄が高く引けた。川本産業は一時、約9月ぶりの高値を付けた。
東京都の新型コロナウイルスの感染者数が19日、過去最多を連日で更新するなか、東京株式市場では川本産業<3604>や大幸薬品<4574>といったコロナ関連銘柄が高く引けた。川本産業は一時、約9月ぶりの高値を付けた。
2部上場の川本産業は続伸。前日比267円(13.22%)高の2286円で取引を終えた。
マスクの材料を生産する川本産業は、コロナ禍初期の2月3日に4000円まで上昇。その後、物色の一巡でいったん3月13日にかけて956円まで下げたが、4月7日に2370円の戻り高値を付けた。それ以降は1000円台前半から半ばでの動意の薄い状態が続いていた。
きょうは4月の高値を上回る2493円まで買われ、2月25日以来の高値を付けた。出来高も926万株と大きく膨らんだ。2部で3位となる。
マスクを製造するユニ・チャーム<8113>は25円(0.49%)高の5158円で引けた。
東京都は19日、新型コロナの感染者が新たに534人報告されたと発表した。500人を上回るのは初めて。前日の493人を超え、2日連続で過去最多となった。
クレベリン増産へ
大幸薬品は前日比113円(6.91%)高の1748円で引けた。同社は空間除菌剤「クレベリン」シリーズを手掛ける。
8月20日に2928円まで上昇した後は下げ基調となり、17日に1605円の直近の安値を付けた。
大幸薬品は18日、クレベリンの主力の置き型タイプの増産に向け、大阪府の新工場を稼働させた。投資額は約25億円。新工場の稼働により、置き型タイプの生産能力を最大で前年比10倍程度に増強させる。
4~9月のクレベリンの関連製品の売上高は前年同期の5.1倍の86億円だった。
大幸薬品は10月、クレベリンに含まれる二酸化塩素が新型コロナのヒトへの感染を阻止するメカニズムを解明したと発表した。二酸化塩素が新型コロナを除去する効果について、研究機関など第三者と検証を進めている。
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