米FRB、20年中に3度の追加利下げも UBSが予想
・UBS、20年上期の米成長率0.5%と予想
・リセッションに陥ることはないとの見方
金融市場が米連邦準備制度理事会(FRB)による2020年中の追加利下げの回数がぜロないし1度にとどまると予想するなか、スイスの金融大手UBSは年内に3度の利下げの可能性があると指摘した。米テレビ局CNBCが14日伝えた。
米国と中国が昨年までに関税を相互に引き上げた影響で、20年上期の米経済成長率は前年同期比0.5%にとどまるとUBSは予想している。
UBSの調査担当者はCNBCの番組で、関税の引き上げが米経済成長に打撃を及ぼすなか、FRBは3度の追加利下げを余儀なくされるとの見解を示した。一方、この見方はコンセンサスから大きく離れていると付け加えた。
また、成長のモメンタムが失われるのを見極め必要があるが、最初の追加利下げは3月を予想していると述べた。
その上で、景気減速は著しく、追加利下げは3度に及ぶものの、米経済がリセッション(景気後退)に陥るとはみていないと述べ、停滞を早期に切り抜け、その後は元のトレンドを回復するだろうと予想した。
FRBは19年12月に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で4会合ぶりに利下げを見送り、短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を年1.50~1.75%で据え置いた。
パウエル議長は会合後の会見で「景気が予想通りに推移すれば、現在のスタンスが適切であり続けるだろう」と語った。また、参加メンバー17人が提示した金融政策シナリオでは、13人が20年中は金利を据え置くと予想。利下げを予想したメンバーはいなかった。
FRBは次回のFOMCを1月28~29日に開く。
利下げ予想確率
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が金利先物から算出する市場の利下げ予想確率であるFEDウォッチによると、金融市場が織り込む3月の利下げ確率はゼロ。
9月のFOMCまで50%超の確率で金利の据え置きを織り込み、11月と12月は50%超の確率で利下げを織り込んでいる。
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