ソフトバンクG出資ウィーワーク、評価額のさらなる減額検討か
・直近資金調達時の評価額470億ドルの半分以下に
・ソフトバンクGが100億ドル超出資
米シェアオフィス大手「ウィーワーク」を運営するウィーカンパニーは、計画している新規株式公開(IPO)の条件設定にあたり、企業評価額を再度減額して200億ドル(約2兆1400億円)未満と見積もる可能性がある。米ダウ・ジョーンズ通信が8日伝えた。
ウィーカンパニーは早ければ9月中の米株式市場への上場が見込まれている。
複数の米メディアは5日、ウィーカンパニーが評価額を引き下げ、200億~300億ドル程度とすることを検討していると報じたばかりだった。
直近の資金調達ラウンドにおけるウィーカンパニーの推定企業価値は470億ドル。200億ドル未満の評価額は、470億ドルの半分以下ということになる。
一部の投資家がIPOの延期を求めるなか、ウィーカンパニーは早ければ9日にロードショー(投資家向け説明会)を開始する予定という。
ウィーカンパニーに対しては、ソフトバンクグループが「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を通じて累計100億ドル以上を出資している。
ソフトバンクG株は続落
9日前場の東京株式市場でソフトバンクグループ<9984>は続落した。前場終値は前週末比45円(0.96%)安の4623円。
6日に続き、この日もウィーカンパニーの評価額引き下げに関する報道などで下げ、一時、2週間ぶりの安値となる1.93%安の4578円まで売られた。
ソフトバンクグループが同様に出資するライドシェア最大手の米ウーバーテクノロジーズ<UBER>が収益化の道筋が見えずに株価が公開価格を大きく下回るなか、ソフトバンクグループの投資先は実態より高い評価額が多いとの見方が広がった。
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。