ウーバー、シティの「買い」判断で株高に
・ウーバー、7~9月期は売上高の伸び加速へ
・ウーバーイーツの価値、株価に反映されていない
7日の米国株式市場で配車サービスのウーバー・テクノロジーズ<UBER>が反発。シティグループが6日付でウーバーの投資判断を引き上げたことが好感された。8日前場の東京株式市場ではウーバーの筆頭株主であるソフトバンクグループ<9984>が小幅高となっている。
ウーバーは前週末比0.70ドル(2.36%)高の30.37ドルで通常取引を終了。その後の時間外取引でも堅調となり、通常取引終値を0.06ドル(0.2%)上回る30.43ドルで終えている。
シティは顧客へのノートで、ウーバーの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。
この中で2019年7~9月期の売上高の伸びの加速が投資家センチメントの改善をもたらすだろうと指摘。7~12月期の売上高は大きく伸びるとみていると分析した。
ウーバーイーツ
シティはまた、ウーバーの配車サービス事業であるウーバーイーツの価値が足元の株価に適切に反映されてないとの見方を示した。
シティはウーバーの目標株価を45ドルで据え置いた。
ウーバーは5月に上場したが、株価はその後低迷。足元の株価は公開価格の45ドルを32%あまり下回る水準にある。
ウーバーの7~9月期決算は11月中旬に発表される見通し。市場の売上高予想は前年同月比26%増の37億ドル。予想どおりになれば、6四半期続いた減収に歯止めがかかることになる。
ソフトバンクグループ
ソフトバンクグループの株価は10時58分現在、前日比8円(0.19%)高の4165円。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は7日付で、ソフトバンクグループの20年3月期業績について、営業利益予想を1兆100億円(前期比57%減)に引き下げた。従来は1兆5900億円を予想していた。
出資するウーバーなどの株価下落や、シェアオフィスのウィーワークを展開するウィーカンパニーの上場申請取り下げを踏まえたものという。
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