エヌビディア、新型GPU巡り目標株価引き上げ続く
米画像処理半導体(GPU)のエヌビディアが1日に発表したゲーム向けの新型GPUを巡り、アナリストの目標株価の引き上げが続いている。
米画像処理半導体(GPU)のエヌビディア<NVDA>が1日に発表したゲーム向けの新型GPUを巡り、アナリストの目標株価の引き上げが続いている。
エヌビディアは光の反射や屈折などを現実空間に近い状態で表現できるレイトレーシング技術を活用したGPU「GeForce RTX 30シリーズ」の3モデルを発表した。
価格はフラッグシップモデル「GeForce RTX 3080」が699ドルから。1つ下のモデル「GeForce RTX 3070」は499ドル、最上位モデル「GeForce RTX 3090」は1499ドルからスタートする。発売日はモデルごとに異なり、最も早いフラッグシップモデルで9月中旬を予定している。
ウェルズ・ファーゴはフラッグシップモデルの価格が699ドルに設定されたことを引き合いに出し、新製品のラインナップのプライスポイントは現行世代「Turing GeForce」のラインナップと同水準だと指摘。
その上で、2018年発売のTuringのプライスポイントは100ドル、16年のPascalは50ドルそれぞれ旧世代から引き上げられており、事前の報道では新製品も同程度のプライスポイントの引き上げが予想されていたと述べた。
ウェルズ・ファーゴはエヌビディアの目標株価を535ドルから605ドルに引き上げた。投資判断は「買い」とした。
ウェルズ・ファーゴが新製品のプライスポイントと同水準と指摘したTuring GeForceのラインナップについて、価格を引き下げるかどうかエヌビディアは明らかにしていない。
みずほセキュリティーズは、米エピックゲームズの人気ゲーム「フォートナイト」をレイトレーシング対応タイトルに加えるなど、エヌビディアはレイトレーシングを推進する動きを進めているとし、これにより21年にかけて同社の立ち位置は安泰となるだろうと予想した。
みずほは目標株価を520ドルから575ドルに引き上げた。投資判断は「買い」としている。
株価は上場来高値を更新
エヌビディアの株価は一部のアナリストの予想を上回る速さで上昇している。
2日の米株市場で一時589.07ドルを付け、連日で上場来高値を更新した。終値は前日比21.02ドル(3.8%)高の573.86ドル。
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