Fire TVと競合の米ロク、目標株価引き上げられる
アマゾンの「Fire TV」などと競合する米動画配信機器のロクの株価が17日、取引時間中の最高値を更新。ワーナーメディアのストリーミング型定額制映像配信サービス「HBO Max」に対応することで合意したと16日発表し、一部のアナリストが目標株価を引き上げたことが材料視された。
米動画配信機器の一角でアマゾンの「Fire TV」などと競合するロク(Roku)<ROKU>の株価が17日、取引時間中の最高値を更新した。映画大手ワーナーメディアのストリーミング型定額制映像配信サービス「HBO Max」に対応することで合意したと16日に発表し、一部のアナリストが目標株価を引き上げたことが材料視された。
17日の終値は前日比3.66ドル(1.12%)高の329.48ドル。一時、前日比8.07%高の352.12ドルまで上昇した。終値での最高値は11日の330.87ドル。
この合意により、ロクのユーザーは17日からHBO Maxのすべてのコンテンツを月額15ドルでサブスクライブすることが可能になった。
ワーナーメディアは5月27日、HBOマックスをローンチしたが、契約を巡る交渉が進まずにロクは対応していなかった。
ベンチマークは17日付のリポートで、HBO Maxのコンテンツの配信が、ロクの売上高と利益を押し上げる可能性があると指摘。双方の合意はあらかた予想がついていたとした一方、同時にロクの交渉力の強さと動画ストリーミング業界におけるリーダー的地位が示されたという。
ベンチマークはロクの目標株価を300ドルから410ドルに引き上げた。17日終値から24%超のアップサイドとなり、アナリストとしては最も高い水準。投資判断は「買い」とした。
ワンダーウーマン、公開日にロクで配信可能に
HBO Maxが先月、ワーナー・ブラザーズのすべての新作について劇場公開日と同時に配信を始めると発表した後、双方の合意に向けた機運が高まった。
HBO Maxでの新作配信は1カ月間で、その後は劇場のみでの上映となる。ワーナーの新たな方針は今月25日に全米で劇場公開予定の「ワンダーウーマン 1984」から適用される。
ベンチマークは「ワンダーウーマン」や21年公開予定の「マトリックス4」といった映画がロクで配信可能になり、ロクの業績に貢献するとみられると述べた。
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