クレアHDが下げ幅縮小 東京都のコロナ感染者が過去最多更新
クレアHDが下げ幅を縮めている。東京都の新型コロナの新たな感染者は過去最多付近との小池知事の発言などで方向を転じた。
17日後場の東京株式市場で2部上場の事業持ち株会社クレアホールディングス(HD)<1757>が下げ幅を縮めている。材料出尽くし感で売られていたが、東京都の新型コロナウイルスの新たな感染者が過去最多付近になるとの小池百合子知事の発言などで方向を転じた。
午後に入り、人数が290人台と伝わると、一時プラスに転じた。午後2時前には過去最多の293人の感染が確認されたと報じられた。
午後2時46分現在、クレアHDは前日比2円(2.0%)安の98円で推移している。前場で一時、20%安の80円まで売られた。高値は後場の序盤に付けた103円。
出来高は現時点で3160万株まで膨らみ、東証全市場で4位につけている。
子会社クレアによるダチョウ抗体を配合したウイルス対策製品の販売や、業務提携による販路拡大の発表などでクレアHDは上昇を続け、6日に200円の年初来高値を付けた。
しかし、その後は材料出尽くし感からの手じまい売りに押されて大きく下げる展開。年初来高値からこの日の前場安値までの値下がり率は60%に及ぶ。
海外ワクチン開発の動向
また、海外メーカーのコロナウイルスワクチンの開発の進展も売り材料になっていた。
米医薬品メーカーのモデルナ<MRNA>は今週、ワクチンの初期の治験で参加者全員に抗体の生成が確認でき、後期段階の治験を今月始めると発表。大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)<JNJ>は最終段階の治験を9月に前倒しにするとともに、実用化できれば21年中に10億本の供給を見込むと表明していた。
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