アップル株に下げ予想、iPhone 12の需要は織り込み済み
23日の米株式市場でアップルが下落。スマートフォン「iPhone 12」の需要を巡り、前週末から週明けにかけて一部のアナリストが懸念を示したことが嫌気された。
23日の米株式市場でアップル<AAPL>が下落。スマートフォン「iPhone 12」の需要を巡り、前週末から週明けにかけて一部のアナリストが懸念を示したことが嫌気された。
アップルの終値は前週末比3.49ドル(2.97%)安の113.85ドル。
UBSは23日付のリポートで、アップルの投資判断を「中立」、目標株価を115ドルに据え置いた。
日本と米国、英国、ドイツ、中国の計7000人のスマホ利用者を対象に実施した独自調査で、2021年9月期通期のiPhoneの販売台数を2億1000万台と予想。一方、相場は約2億3000万台の販売を織り込んでいると指摘した。
向こう1年におけるiPhoneの購入の意向についての質問にはポジティブな回答が若干増えたが、こうしたことは投資家センチメントにすでに反映されているとした。
他方でアプリ配信サービス「アップストア」の手数料体系のさらなる段階的な変更が、センチメントに悪影響を与える可能性があるという。
アップルは先週、開発者に課す配信手数料について、アップルのプラットフォームにおける売上高が100万ドルもしくはそれ以下の中小企業向けに減額措置を発表した。また投資家に対し、欧州委員会によるアップルの事業慣行やアプリ内課金システムに対する調査に注意を払うべきとした。
一方、クレディ・スイスはアップルの投資判断を「中立」、目標株価を106ドルで再確認している。
20日付のリポートによると「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」のオンライン購入の待ち時間が長くなっている一方、「iPhone 12 Mini」の待ち時間はおおむね1週間未満という。
iPhone 12と12 Proは10月20日に、12 Miniと12 Pro Maxは11月13日に発売された。
ハイエンド・ミックスが強いため平均販売価格が押し上げられているが、ローエンドの「iPhone 12」と「iPhone 12 Mini」は販売に潜在的な弱さがあるとの見方を示した。
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