アップル株価が最高値更新 iPhone好調で来年300ドル超えの声
・米調査会社、アップル売上高・利益予想引き上げ
・ウエアラブル事業が好調
16日の米株市場でアップル<AAPL>が日中高値と終値でともに過去最高水準を更新した。調査会社クリーブランド・リサーチがアップルの業績予想を上方修正したことを投資家が好感した。アップル業績見通しの引き上げはこのところ相次いでおり、複数の調査会社が300ドルを超える目標株価を打ち出している。
16日の終値は前週末比4.71ドル(1.71%)高の279.86ドル。その後の時間外では通常取引終値を0.39ドル(0.14%)上回る280.25ドルで取引を終えた。
クリーブランド・リサーチは2020年度のアップルの売上高予想を2800億ドルとし、従来の2730億ドルから引き上げた。また、1株利益予想も13.30ドルと、従来の13.02ドルから引き上げている。
クリーブランド・リサーチはアップルのスマートフォン「iPhone」の売上高見通しを上方修正し、ウエアラブル事業の力強い成長を予想した。
アップルのサプライチェーンの関係者への聞き取り調査で、売り上げの力強さがクリスマス商戦期間に入ってからも続いたことが確認された、とクリーブランド・リサーチのアナリストは顧客へのノートで指摘した。アップル株の投資判断は「買い(Buy)」とした。
相次ぐ業績予想の上方修正
先週も複数の調査機関がアップルの業績見通しを上方修正している。
バンク・オブ・アメリカは11日、アップルの目標株価を290ドルとし、従来の270ドルから引き上げた。来年導入される次世代通信規格「5G」対応のiPhoneに対する旺盛な需要が期待できるとの分析が背景にある。投資判断は「買い(Buy)」を継続。
エバーコアISIは同日、来年のアップルの目標株価を305ドルとし、従来の275ドルから引き上げた。クリスマス商戦期間にアップルのウエアラブルデバイスへの強い需要が見込まれるとした。投資判断は「アウトパフォーム)」を継続した。
またこれより前にはシティグループがアップルの目標株価を300ドルと、従来の250ドルから引き上げている。
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