クアルコムは安泰 iPhone向けモデムをアップル自社開発でも
アップルが「iPhone」向けの5Gモデムの自社開発に乗り出したと伝わり、11日の米株式市場で半導体大手クアルコムが急落した。しかし、市場では5Gモデム開発でアップルよりもはるかに先行しているクアルコムに影響がただちに及ぶとの見方は少ない。
米アップル<AAPL>がスマートフォン「iPhone」向けの5Gモデムの自社開発に乗り出したと伝わり、11日の米株式市場で半導体大手クアルコム<QCOM>が急落した。しかし、市場では5Gモデム開発でアップルよりもはるかに先行しているクアルコムに影響がただちに及ぶとの見方は少ない。
クアルコムは前日比11.47ドル(7.36%)安の144.28ドルで終えた。一時、8.9%下げる場面があった。
クアルコムはアップルが今秋発売した5G対応スマートフォン「iPhone 12」シリーズにモデムを供給している。
ブルームバーグは11日、アップルが自社製品に搭載するモデムの開発に着手したとの関係者の話を伝えた。2019年に買収した米インテルのスマホ向けモデム事業が開発に貢献している。
ただ、自社モデムがいつiPhoneに搭載が可能になるかは言及していないという。
クアルコムからの切り替え、数年先か
カナコード・ジェニュイティは、アップルがiPhone向けモデムの供給元をクアルコムから切り替えるにしても数年先になるだろうとし、5Gモデムにおけるクアルコムの優位性は揺らぐことはないとの見方を示した。クアルコムの投資判断を「買い」で再確認し、目標株価を175ドルとしている。
モルガン・スタンレーは、4Gでさえインテルのモデム開発はクアルコムに後れを取っていたと指摘した。その上で、クアルコムの投資判断を「オーバーウェート(買い)」で継続し、目標株価を159ドルとした。
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