新型iPhone、アップルの業績押し上げに貢献へ 投資家評価は低過ぎる─調査
iPhoneの来たる新機種を投資家は過小評価している可能性がある。モルガン・スタンレーが新機種のプロダクトミックスとプライシングを分析した結果、このような結果にたどり着いた。新機種は業績のけん引役になる見通しという。
米アップル<AAPL>のスマートフォン「iPhone」の来たる新機種を投資家は過小評価している可能性がある。モルガン・スタンレーが新機種のプロダクトミックスとプライシングを分析した結果、このような結果にたどり着いた。新機種は業績のけん引役になる見通しという。
アップルは6日、米西部時間13日午前10時から特別イベントをオンラインで開催すると発表した。高速通信規格「5G」に対応するiPhoneを発表するとみられている。
モルガン・スタンレーの8日付のリポートによれば、今回のイベントでは画面サイズ5.4インチの「iPhone 12 mini」、6.1インチの「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」、6.7インチの「iPhone Pro Max」の計4機種のiPhoneが発表される見通し。6.7インチはiPhoneとしては最大のサイズとなる。
4機種すべてで生産が始まっているが、「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」が優先されているという。
モルガン・スタンレーは新型iPhoneのプライシングについて、NAND型フラッシュメモリを採用した512GBのハイエンドモデルが1399ドル、ローエンドモデルは649ドルになると推定する。これはアナリスト予想の平均を上回る水準。
また、2021年度9月期通期のiPhoneの出荷台数見通しを2億1800万台から2億2000万台に引き上げた。
モルガン・スタンレーは、新型iPhoneの好調はアップルの業績を押し上げるとし、21年度9月期の同社の1株あたり利益を2%引き上げて4.07ドルとした。これは市場予想をおよそ0.20ドル上回る。
投資判断は「オーバーウェート」、目標株価は130ドルで継続した。世界各地でのiPhoneに対する強い需要が利益の上昇修正をもたらし、21年度を通じて株式はアウトパフォームの状態を継続するとモルガン・スタンレーは予想する。
8日の米国株市場でアップルは0.11ドル(0.096%)安の114.97ドルで引けた。9月1日に終値ベースで最高値となる134.18ドルを付けてる。
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