東エレクなど半導体関連株高い 米エヌビディアの決算好感
・東京エレクトロン、年初来高値更新
・エヌビディア株、時間外で一時7%超上昇
16日前場の東京株式市場で東京エレクトロン<8035>やSUMCO<3436>など半導体関連銘柄が買われた。米画像処理半導体(GPU)大手の米エヌビディア<NVDA>が15日発表した2019年5~7月期決算が予想を上回る内容だったことで、国内半導体関連にも買いが波及した。東京エレクトロンは年初来高値を更新した。
前場終値は東京エレクトロンが前日比370円(2.01%)高の1万8805円。一時2.63%高の1万8920円まで買われた。
SUMCOは11円(0.88%)高の1267円、ルネサスエレクトロニクス<6723>は9円(1.46%)高の625円。
日経平均株価の午前の終値は18.68円(0.09%)高の2万424.33円。
日経平均への寄与度では東京エレクトロンが最上位。1銘柄で日経平均を13.46円押し上げた。
エヌビディア決算
エヌビディアの5~7月期の売上高は前年同期比17%減の25億7900万ドル。市場予想の25億4900万ドルを上回った。
ゲーム事業が27%減少した一方、自動運転向けは30%増加。いずれも予想を上回った。
純利益は50%減の5億5200万ドル。1株利益は0.90ドルとなり、市場予想の0.82ドルを上回った。
19年8~10月期については粗利益率を61.5~62.5%と予想。市場予想の60.0%を上回る。
これを受け、エヌビディア株は時間外取引で通常取引終値から一時7%あまり上昇。5.59%高で引けた。
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