村田製など電子部品株安い、米の対ファーウェイ禁輸強化で
・東エレクなど半導体関連株も下落
・米SOX指数、2.2%安
18日後場の東京株式市場で村田製作所<6981>や太陽誘電<6976>、TDK<6762>などの電子部品株が安い。米商務省が15日、中国通信機器メーカーのファーウェイ(華為技術)に対する禁輸措置の事実上の強化を発表したことで、朝方から売られている。
積層セラミックコンデンサーなどの電子部品をファーウェイに供給する村田製作所は午後2時8分現在、前週末比208円(3.4%)安の5914円で取引されている。
スマートフォン向けに無線関連部品を提供している太陽誘電は185円(6%)安の2900円で推移。TDKは520円(5.51%)安の8920円。
半導体関連株も下げている。東京エレクトロン<8035>は875円(3.88%)安の2万1650円での取引。
15日の米市場では半導体株が大きく下げた。終値はクアルコム<QCOM>が前日比4.10ドル(5.13%)安の75.77ドル、マイクロン・テクノロジ<MU>は1.32ドル(2.89%)安の44.41ドル。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)<SOX>は2.19%安で引けた。
TSMC、ファーウェイからの受注停止
米国の新たな措置を受け、今後は海外で製造した半導体でも米国製の製造装置を使っていればファーウェイに輸出できなくなる。商務省は2019年5月、米国製品のファーウェイへの輸出を禁じる制裁を発動したが、台湾などの受託製造会社を通じた半導体の輸出が続いていた。
一方、日本経済新聞(電子版)は18日午後、台湾積体電路製造(TSMC)がファーウェイからの新規受注を止めたことがわかったと伝えた。米国の禁輸措置強化を受けたものという。受注済みの分は9月中旬までは通常通り出荷できるものの、それ以外は輸出に米国の許可が必要になるという。
TSMCは半導体受託生産の世界最大手。
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