新型肺炎関連―マクドナルド反落 京都吉祥院店で従業員が新型コロナ陽性
・島津、検査キット開発に着手
・帝人のぜんそく治療薬に引き続き関心
4日の株式市場でジャスダック上場の日本マクドナルドホールディングス<2702>が3日ぶりに反落。京都吉祥院店のアルバイト従業員1名が新型コロナウイルス感染症の検査の結果、陽性だったことが3日に確認されたと傘下の日本マクドナルドがこの日発表した。
日本マクドナルドの終値は前日比75円(1.57%)安の4710円。
同社は3日午後9時に同店の営業を休止し、所定の消毒作業を実施している。今後、京都市との協議をもとに調査への協力および同店の営業再開について対応していくという。
この従業員は京都市内在住の50代女性で、2月15日と16日の大阪市内のライブイベントに参加していた。市によると、女性は接客などのアルバイトとして勤務しており、マスクは着用していなかった。
新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控える動きが広がるなか、同社の株価は2月下旬に5000円の大台を割り込み、今月2日に4480円の昨年来安値を付けていた。
島津製作所
島津製作所<7701>は続伸した。同社は新型コロナウイルス向け検査キットの開発に着手したとこの日発表し、業績への寄与につながるとの思惑で買いが集まった。
終値は97円(3.7%)高の2720円。取引終了間際に4.73%高の2747円まで買われた。
ノロウイルスの検出試薬技術を応用して、喉などから採取した検体からたんぱく質などの不純物を除去する工程を不要にする同社の技術は、ウイルス検出にかかる時間を約半分に短縮する。
同社は今月中にも検査キットを製品化し、医療機関や検査受託会社に供給を始める。本社工場で月2万~5万検体分を生産する予定で。最大10万検体分の生産が可能という。
帝人<3401>も続伸した。終値は19円(1.02%)高の1875円。
同社子会社の帝人ファーマが手掛ける気管支ぜんそく治療薬「シクレソニド」(商品名オルベスコ)を新型コロナウイルスに感染して肺炎になった患者に投与したところ、症状の改善がみられたとの報道がこの日も続いた。
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