モデルナ株に売り推奨 ワクチン開発期待は織り込み済みとの見方
17日の米株式市場でモデルナが大幅に反落。一部のアナリストによる売り推奨が背景にある。新型コロナのワクチン開発に対する期待は価格にほぼ織り込まれたとの見方によるもの。
17日の米株式市場でバイオ製薬のモデルナ<MRNA>が大幅に反落した。一部のアナリストによる売り推奨が背景にある。新型コロナのワクチン開発に対する期待は価格にほぼ織り込まれたとの見方によるもの。
モデルナの終値は前日比4.80ドル(4.9%)安の93.15ドル。16日に一時、103.20ドルまで上昇し、7月17日に付けた上場来高値を4カ月ぶりに更新していた。
BMOキャピタルは17日付のリポートで「mRNA-1273(モデルナのワクチン候補)」が年内に米食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可を取り付け、2021年半ばまでに正式な使用許可を得るとの短期的なベストシナリオは株価におおむね織り込まれているとの見方を示した。
また、株価について現行水準からのアップサイドは限定的とし、投資判断を「アウトパフォーム(買い)」から「マーケットパフォーム(中立)」に引き下げた。
BMOは利益確定を推奨する一方、モデルナはmRNAプラットフォームの可能性を証明し、ワクチン開発における新たなパワーハウスとしての地位を確立したと指摘した。目標株価は109ドルとし、従来の94ドルから引き上げた。
SVBリーリンクのアナリストは17日付で「アンダーパフォーム(売り)」の投資判断を再確認した。一方、9月に41ドルに引き下げた目標株価は59ドルに上方修正した。
レッドバーンは17日付でモデルナの調査を開始。投資判断は「売り」とした。
一方、オッペンハイマーは16日付のリポートで、投資判断を「アウトパフォーム(買い)」で継続。モデルナのmRNAプラットフォームは臨床的価値を証明したと説明した。目標株価は157ドルとし、従来の108ドルから引き上げた。
モデルナは16日、これまでに臨床試験で得られたデータの分析により、ワクチンは94.5%の有効性があるとの暫定的な結果を発表した。
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