任天堂の目標株価をモルガンMUFGが上方修正 株価一時1カ月ぶり高値
任天堂の目標株価をモルガン・スタンレーMUFG証券が上方修正。4~12月期決算時の追加上方修正への期待を残したとの見方を示した。6日の株式市場で株価は一時、6万円台に乗せ、約1カ月ぶりの高値を付けた。
任天堂<7974>の目標株価をモルガン・スタンレーMUFG証券が上方修正した。任天堂は5日、2021年3月期通期の業績予想を引き上げたが、4~12月期決算時の追加上方修正への期待を残したとの見方を示した。6日の東京株式市場で株価は一時、6万円台に乗せ、約1カ月ぶりの高値を付けた。
モルガン・スタンレーMUFG証券は5日、任天堂の目標株価を6万円から7万2000円に引き上げた。投資判断は「オーバーウェート(買い)」で据え置いた。
また、21年3月期の営業利益見通しを4331億円から5402億円に引き上げ、主力のゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売台数見通しを2180万台から2600万台に上方修正した。
任天堂は5日発表したガイダンスで、21年3月期の営業利益見通しを従来の3000億円から4500億円に、純利益見通しを2000億円から3000億円に引き上げた。巣ごもり需要の追い風を受け、12年ぶりの高水準を見込む。ただ、同社の見通しは市場予想に比べれば保守的だった。
任天堂はまた、スイッチの販売計画は1900万台から2400万台に、ソフトは1億4000万本から1億7000万本に引き上げた。
年間配当予想については1株あたり1260円とし、従来予想から420円引き上げている。
6日の東京株式市場での任天堂の前引けは前日比1480円(2.56%)高の5万9390円。一時、4.11%高の6万290円まで買われた。
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