ニトリ、目標株価をモルガン・スタンレーMUFG証券引き上げ
ニトリの目標株価をモルガン・スタンレーMUFG証券が2万円に引き上げた。既存店増収率の見直しなどを受けたもの。投資判断は「中立」で据え置いた。
家具最大手ニトリホールディングス<9843>の目標株価をモルガン・スタンレーMUFG証券が2万円に引き上げた。既存店増収率を見直し、2021年2月期については上方修正した。従来の目標株価は1万8000円。
ニトリホールディングス<9843>の目標株価をモルガン・スタンレーMUFG証券が2万円に引き上げた。既存店増収率を見直し、2021年2月期については上方修正した。従来の目標株価は1万8000円。
同証券はニトリの21年2月期の既存店増収率見通しを5.2％から8.5％に上方修正した。22年2月期はマイナス2.4％とし、従来のプラス圏から引き下げている。
投資判断は「中立（Equal-weight）」で据え置いた。新型コロナウイルスの感染拡大にともなう「巣ごもり需要」の継続性を見極めたいとしている。
これに先立ち、ゴールドマン・サックス証券が9月28日、ニトリの目標株価を2万2000円から2万4000円に引き上げている。投資判断は「買い」を継続した。
3～8月期純利益は過去最高
ニトリが2日の取引終了後に発表した20年3～8月期の連結決算は、純利益が前年同期比35.1％増の497億円。同期としては過去最高だった。
売上高は12.7％増の3624億円。在宅時間の増加に伴い、キッチン用品が好調だった。またホームオフィス家具やリビングダイニング家具の販売も伸びた。
21年2月期の連結業績見通しは従来予想を据え置いた。同社は2日、2月期の最終利益見通しをそれまでの予想から12.7％引き上げ853億円、売上高見通しを7.6％引き上げ7026億円としていた。
5日の東京株式市場でニトリは午後1時5分現在、前週末比70円（0.32％）高の2万1630円で推移している。
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