ルネサスが続伸、モルガンMUFGが投資判断引き上げ
・「中立」から「強気」へ
・出来高、東証1部で6位
26日後場の東京株式市場でルネサスエレクトロニクス<6723>が続伸している。大手証券会社による投資判断の引き上げが取引の手掛かりになっているもよう。さらに、25日の米株式市場で米画像処理半導体(GPU)大手の米エヌビディア<NVDA>が大幅高となったことも上昇を後押ししている。
午後2時45分現在、前日比17円(2.37%)高の733円で取引されている。
出来高は2時31分時点で1880万4800株と大き膨らんでいる。東証1部上場銘柄で6位。
モルガン・スタンレーMUFG証券は25日付のリポートで、ルネサスの投資判断を「イコールウェイト(中立)」から「オーバーウェイト(強気)」に引き上げた。
今後の四半期決算や2020年2月に発表が見込まれる新財務ターゲットなどにより、ルネサスの高いフリーキャッシュフロー創出力、および自社見通しを上回るペースでの財務レバレッジの低下が認識されれば、株価低迷の要因の1つであるバランスシートへの懸念が後退する可能性があるとの見方を示した。
同時にルネサスの目標株価を650円から900円に引き上げた。
同証券はルネサスについて、国内半導体業界カバレッジにおけるトップピックに位置付けるとしている。
エヌビディア
エヌビディアの大幅上昇もルネサスなど国内半導体関連銘柄を支援している。
25日の米株式市場でエヌビディアは一時、過去52週の高値を更新した。年初来の上昇率はおよそ65%となる。
モルガン・スタンレーが25日付リポートで、エヌビディアの投資判断と目標株価を引き上げたことが株価上昇の背景にある。同社のアナリストは、今年不振だったゲームとデータセンター向けの需要が2020年に堅調な成長に戻るとの見方を示した。
アドバンテスト<6857>は前日比170円(3.24%)高の5410円、東京エレクトロン<8035>は前日比285円(1.28%)高の2万2485円で推移している。
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