アンジェスが急反発、NHKが記事内容を修正 ワクチン実用化は21年にも
16日前場の株式市場でアンジェスが大幅に反発している。大阪のベンチャー企業によるコロナワクチンの実用化が22年後半になるとの見方を伝えていたNHKが記事の内容を修正。国内については、数百万人ほどは21年にも可能になるとの見通しを報じたことが材料視されているもよう。
16日前場の株式市場でアンジェスが大幅に反発している。大阪のベンチャー企業による新型コロナウイルス向けワクチンの実用化が2022年後半になるとの見方を伝えていたNHKが記事の内容を修正。国内については、数百万人ほどは21年にも可能になるとの見通しを報じたことが材料視されているもよう。
午前9時30分現在、前日比57円(5.15%)高の1163円で推移している。一時、7.69%高の1191円まで買われた。
前日は一時、16.35%安の1100円まで下落。4月24日以来約半年ぶりの安値を付けた。
NHK(電子版)は14日付の記事の見出しを15日夕に「新型コロナ 国産ワクチン実用化 来年~再来年か」と変更した。
この中で、DNAを活用した新たな技術のワクチンの臨床試験を行っている大阪のベンチャー企業と共同で開発している研究者の話を引用。国内については、承認が得られれば、数百万人ほどは来年にも可能だろうと思うとの研究者の説明を伝えた。
一方、海外への供給も視野に入れた大量生産については22年後半頃からになると考えていると研究者は述べたという。
NHKは「その後の発表者への取材で、発言は世界的な供給を想定したもので、国内については来年にも可能と考えているということでしたので、表現を更新しました」と説明した。
タカラバイオも反発
アンジェスが開発するワクチンの構築・製造は、プラスミドDNAの製造技術と製造設備を有するタカラバイオ<4974>が担当する。
タカラバイオは反発。午前9時30分現在、8円(0.28%)高の2833円で取引されている。
以下は本記事とは関係がありません。
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