そーせいが朝安後に一時プラス圏 野村が目標株価上げ
・目標株価2800円に
・投資判断は「中立」継続
6日の東京株式市場でマザーズ上場のそーせいグループ<4565>が朝安後にプラス圏に転じ、その後ほぼ変わらずで引けた。野村証券が目標株価を引き上げたことが取引の材料になった。
終値は前日比2円(0.07%)安の2695円。市場全体が下落するなか、取引序盤に5.08%安の2560円まで下げていた。
野村証券はそーせいの目標株価を1300円から2800円に引き上げた。各種提携効果の発現などを織り込んだ。投資判断は「中立」を継続した。
そーせいは5日、武田薬品工業<4502>と医薬品の研究開発や製品化に関する戦略的提携契約を結んだと発表した。武田が選んだ複数のGたんぱく質共役型受容体(GPCR)ターゲットについて、消化器系疾患の治療薬の開発などを進めるという。
そーせいは武田から契約一時金と初期マイルストンを合計で最大2600万ドル(約27億8600万円)受領し、さらに開発・販売や販売高の目標の達成に応じて総額12億ドル(約1286億円)を超えるマイルストンなどを受け取る権利がある。
この発表を受け株価は同日、一時2794円まで上昇し、2018年2月5日以来1年半ぶりの高値を付けた。
このほか、そーせいは6月、米ファイザーとのGPCRに対する新薬創出研究提携により、新たに臨床開発の候補物質を創出したと発表している。これに伴い300万ドル(約3億2600万円)のマイルストンを受領する見通しと発表したことも、目標株価の引き上げに貢献した。
そーせいが開発した成分をスイスのノバルティスに導出し、ノバルティスが開発を進めるぜんそくの治療薬「QVM149」の開発進展も野村の精査で評価された。QVM149は第2相臨床試験での結果が良好と発表されている。
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