サンバイオ続伸、野村の「買い」継続を引き続き好感
・目標株価6600円
・TBIプログラムの進捗評価
18日前場の東京株式市場でマザーズ上場の創薬会社サンバイオ<4592>が続伸した。野村証券が投資判断を「買い」で維持したことが引き続き好感された。
前場終値は前日比100円(2.93%)高の3510円。一時4.84%高の3575円まで買われた。
野村はサンバイオの再生細胞薬「SB623」の外傷性脳損傷(TBI)プログラムについて、日本での承認申請と上市に向けた進捗は野村の想定線だと指摘。また、TBIを対象としたグローバル臨床第3相試験の開始に向けて欧米での認知度も向上しているとの見解を示した。
サンバイオは4月、SB623が欧州医薬品庁から先端医療医薬品の指定を受けたと発表。SB623のグローバル臨床第3相試験を2020年1月期末までに始めることを目指している。
野村はまた、SB623上市後の円滑なサプライチェーン構築が進んでいることを評価した。
野村は自社のサンバイオ業績予想に変更はないとする一方、株数が増えたことで目標株価を6600円に設定したと明らかにした。従来は6900円だった。
2~7月期決算
サンバイオが13日に発表した19年2~7月期の連結決算は、営業損益の赤字幅が計画に対して縮小。研究開発費の一部の計上が後ろ倒しになったことが主因とみられている。
2~7月期の営業損益は23億9000万億円の赤字(前年同期は16億2000万円の赤字)となった。計画では34億5000万円の赤字を見込んでいた。
これを受け株価は17日、前週末比3.02%高で引けていた。
サンバイオ 5分足チャート (出所: IG証券)
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