オンコセラピーが反発、マイルストーン受領へ がん治療用ペプチドの利用許諾
・年初来安値を更新後に
・出来高、マザーズ首位
がんワクチンを開発する東証マザーズ上場の創薬ベンチャー、オンコセラピー・サイエンス<4564>が後場で前週末比プラスに転換した。前場の取引終了後、自社のがん治療用ペプチドワクチンに関して、特定のがん種を適応症としたオプション権付の独占的な開発・製造・販売権をノーベルファーマ(NPC)に供与するライセンス契約を締結したと発表したことが好感された。
この契約の締結に伴い、契約一時金、マイルストーン、および製品発売後のロイヤルティーをオンコセラピーはNPCから受け取る。2020 年3月期連結業績への影響については判明次第発表するという。
終値は前週末比4円(4.71%)高の89円。前場はマザーズ市場全体で下げが優勢となるなか、2.35%安の83円まで売られ、年初来安値を更新した。
出来高はマザーズ上場銘柄トップの772万4600株まで膨らんだ。東証全体でも16位につけた。
医薬品・医療機器の開発・製造・販売に従事するNPCは、同ペプチドを用いたがん患者の治療を目指す。
オンコセラピーは今年6月にも、iPS細胞を用いた治療用再生T細胞を製造するサイアスと同様のライセンス契約を締結し、株価が大幅に上昇する場面があった。同社はサイアスに対し、自社のがん治療用ペプチドワクチンをサイアスが開発中の再生T細胞に利用することを許諾した。
マザーズ上場の他のバイオ銘柄では、アンジェス<4563>が29円(4.45%)安の622円で終了。サンバイオ<4592>は7営業日続落し、43円(1.72%)安の2452円で引けた。
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