国際帝石など石油株安い、NY原油先物が時間外で下落
・米中の9月貿易協議、日程調整に難航
・鉱業、東証33業種で値下がり率首位
3日前場の東京株式市場でINPEX<1605>など石油関連株が安い。ニューヨーク原油先物相場が時間外取引で下落しており、原油相場に連動性の高い銘柄が売られている。米中両国が9月に予定している貿易問題を巡る協議の日程調整に難航しているとの見方が広がり、景気減速への懸念が強まった。
午前10時43分現在、国際石油開発帝石は前日比5.5円(0.61%)安の898.1円で取引されている。
石油資源開発<1662>は前日比14円(0.55%)円の2537円、出光興産<5019>は5円(0.18%)安の2830円で推移している。
東証33業種中、鉱業は値下がり率でトップ。
ハリケーンが米本土接近
2日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)はレーバーデーで休場。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の10月限は、日本時間午前10時37分現在、前週末終値を0.17ドル下回る54.93ドルで推移している。
中国が2日、米国が1日から中国製品に15%の追加関税をかけた措置について世界貿易機関(WTO)に提訴すると発表したことも相場の上値を重くしている。
一方、ハリケーン「ドリアン」の米フロリダ州への接近に伴い、経済への打撃による需要減少が懸念されている。ドリアンの勢力は5段階のうち2番めに強い。ただ、メキシコ湾の原油生産基地からは離れている。
前週末の10月限の終値は前日比1.61ドル安の1バレル=55.10ドル。石油輸出国機構(OPEC)の8月の生産量が、予想に反する格好で前月比でわずかに増加したとの報道を受け、需給悪化を懸念した売りに押された。
WTI原油先物10月限 60分足チャート (出所: IG証券)
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。