大塚HDが大幅反発、アルツハイマー向け新薬候補の開発継続を発表
・株価、一時7.3%高
・1~9月期、純利益43%増
12日の東京株式市場で大塚ホールディングス<4578>が大幅に反発した。アルツハイマー型認知症に伴う攻撃行動を抑える新薬候補の開発プログラムの継続を決定したと発表したことなどが材料となった。
終値は前日比262円(5.83%)高の4755円。一時7.28%高の4820円まで買われた。
同社はアルツハイマー型認知症に伴う行動障害(アジテーション)を対象とした新薬候補「AVP-786」の臨床試験の結果についての詳細な解析に基づき、同適応症に係る開発プログラムの継続を決定したと発表した。
2015年に買収した米子会社アバニアが開発を進めるAVP-786は、9月27日に発表した2本目の第3相臨床試験が不調だったと発表していた。
現在進行中の3本目の第3相臨床試験を継続し、20年度から追加の第3相臨床試験の開始を予定しているという。
同薬に関しては、上市後の売上高が約2000億円規模になるとの見方がある。
1~9月期決算
この日発表した19年1~9月期の連結決算(国際会計基準)で、純利益は前年同期比43%増の1115億円だった。腎不全の原因になる遺伝性疾患の治療薬「ジンアーク」の好調などが貢献した。
営業利益は61%増の1558億円。売上収益(売上高)は9%増の1兆287億円だった。
19年12月期の業績予想については、純利益は52%増の1250億円、売上収益は8%増の1兆4000億円とする従来の見通しを据え置いた。
(加筆後、再構成しました。)
本レポートはお客様への情報提供を目的としてのみ作成されたもので、当社の提供する金融商品・サービスその他の取引の勧誘を目的とした ものではありません。本レポートに掲載された内容は当社の見解や予測を示すものでは無く、当社はその正確性、安全性を保証するものではありません。また、掲載された価格、 数値、予測等の内容は予告なしに変更されることがあります。投資商品の選択、その他投資判断の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたしま す。本レポートの記載内容を原因とするお客様の直接あるいは間接的損失および損害については、当社は一切の責任を負うものではありません。 無断で複製、配布等の著作権法上の禁止行為に当たるご使用はご遠慮ください。
リアルタイムレート
- FX
- 株式CFD
- 株価指数CFD
※上記レートは参考レートであり、取引が保証されるものではありません。株式のレートは少なくとも15分遅れとなっております。