レオパレスが大幅反発、インドOYOが買収に動くとの観測で
・レオパレス株価、一時15%高
・出来高は東証1部4位
24日後場の東京株式市場でレオパレス21<8848>が大幅に反発している。インドの新興ホテル運営会社OYOホテルズアンドホームズがレオパレスの買収に動くとの観測が浮上していると一部メディアが前日に報じたことが材料になったもよう。
午後零時54分現在、前日比21円(7.45%)高の303円で推移している。午前10時前に14.89%高の324円まで買われた。
出来高は零時35分の時点で4186万8400株。東証1部銘柄で4位となっている。
ソフトバンクグループ<9984>とOYOの合弁会社が19年9月、レオパレス創業者の深山祐助氏が設立したMDIと資本提携したことで、違法建築問題の渦中にあるレオパレスの買収にOYOが動くとの声が出ていると記事は伝えている。
OYOは2013年にインドで創業し、短い期間で同国最大のホテルチェーンに成長した。個人経営などの既存の宿泊施設をフランチャイズ化し、宿泊需給データ分析による空室料金の柔軟な設定「ダイナミックプライシング」などの経営ノウハウを提供し、見返りにフランチャイズ料や収益分配を受けるビジネスモデルを展開している。
ソフトバンクグループと合弁
19年3月にはソフトバンクグループと合弁会社を設立して日本に進出した。
OYOは今月に入り15億ドル(約1600億円)の新規調達を発表。創業者で最高経営責任者(CEO)のリテシュ・アガルワル氏が別会社を通じて7億ドルを追加出資し、残る8億ドルをソフトバンクG傘下の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」など既存株主が出資する。SVFは18年にもOYOに出資している。
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