レオパレス買収のうわさあったOYO、ヤフーとの合弁解消
・レオパレス株は大幅続落
・ビジョン・ファンドとOYOの出資関係変わらず
インドの格安ホテル運営会社OYOホテルズアンドホームズとヤフーが日本国内の不動産賃貸仲介事業での合弁を解消していたことが伝わり、18日の東京株式市場で賃貸アパート大手レオパレス21<8848>が大幅に続落した。OYOによるレオパレス買収を期待していた向きが売りを出したもよう。
レオパレスの終値は前日比26円(7.24%)安の333円。前日は一時381円まで買われ、約7カ月ぶりの高値を付けていた。
日本経済新聞は17日夜、ヤフーが11月に不動産賃貸サービス「OYOライフ」を運営するOYOテクノロジー&ホスピタリティージャパンの株式をOYOに売却したと報じた。ヤフーはOYOテクノロジーに約3割出資していた。合弁解消の理由は明らかにされていないという。
またこれに先立ち、読売新聞が8日付で、OYOの日本でのホテル事業において、フランチャイズチェーン(FC)オーナーに対する料金保証問題などの問題が発生していると伝えている。
TOB観測
株式市場では10月下旬、OYOがレオパレスの買収に動くとの観測からレオパレスが上昇する場面があった。
レオパレス創業者の深山祐助氏が設立したMDIが9月、ソフトバンクグループ<9984>とOYOの合弁会社と資本提携したと発表したことで、違法建築問題の渦中にあるレオパレスの買収にOYOが動くとの見方が広がり、レオパレスに対する株式公開買付け(TOB)などに関心が集まっていた。
OYOはソフトバンクG傘下の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」の投資先の1つ。SVFとの出資関係に変わりはない。
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