ルネサスが反発、大和が目標株価引き上げ
・550円から750円に
・在庫過剰感が解消との見方
26日の東京株式市場でルネサスエレクトロニクス<6723>が反発した。大和証券による目標株価の引き上げが買い材料になったもよう。さらに、米中両国が貿易交渉の「第1段階」の合意で正式署名を行う運びとなっていることも支援材料になっている。
終値は前日比7円(0.93%)高の761円。一時1.46%高の765円まで買われた。
大和証券は25日付でルネサスの目標株価を550円から750円に引き上げた。車載向け半導体などに関して、在庫の過剰感が解消し、稼働率は改善傾向にあるとの見方を示した。
また、車載向けとFA向けともに売上高の短期回復は期待し難い状況にある一方、現状の株価にについて、特段の割安感は見出せず、おおむねフェアバリューにあるとした。
投資判断は5段階で上から3番目の「3(中立)」を継続した。
「第1段階」合意
米中両国が貿易交渉で達した「第1段階」の合意について、トランプ米大統領は24日、迅速に署名するつもりだと語った。また、日本時間26日朝にはムニューシン米財務長官が「合意書は近く発表する」と発言したことが伝わった。
これより前、米政府高官は署名について、2020年1月初めになると述べていた。
これとは別に、中国国務院(政府)関税税則委員会は23日、冷凍豚肉など859品目の輸入品にかけている関税を来年1月1日から、また情報技術(IT)関連製品の輸入関税も7月1日から引き下げる方針を発表。米中の「第1段階」合意への署名を前に、市場を一段と開放する姿勢をトランプ氏に印象付ける狙いがあるとみられている。
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