レオパレス、旧村上ファンド系の保有比率上昇 国内投資会社も
・レノの保有比率16.77%に
・アルデシアも買い増し
賃貸アパート大手レオパレス21<8848>の株式について、旧村上ファンド系の投資会社レノと国内投資会社のアルデシアインベストメントがそれぞれ買い増したことが17日明らかになった。
レノは17日受付で関東財務局に大量保有の変更報告書を提出し、同社と共同保有者が保有するレオパレス株の比率を16.77%と、前回報告の15.76%から引き上げたと伝えた。報告義務発生日は7日。
レノは保有目的について「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。
アルデシアも17日受付で報告書を提出し、レオパレス株の保有比率を17.12%と、前回報告の16.10%から引き上げたと明らかにした。報告義務発生日は7日で、保有目的は「純投資」としている。
一方、今月10日には英運用会社のオデイ・アセット・マネジメントがレオパレス株の保有比率を11.27%と、前回報告の12.74%から引き下げたとする報告書を提出していた。報告義務発生日は4日。保有目的は「純投資(提出者は投資一任契約に基づき投資権限を有する)」
レノとアルデシア、オデイが保有するレオパレス株の合計は45%超となった。
レノの買い増し思惑
「物言う株主」村上世彰氏が関わるレノが今後も買い増しに動くとの思惑が一部で広がるなか、18日前場の東京株式市場でレオパレスは3日ぶりに反発した。
午前10時52分現在、前日比8円(2.09%)高の391円で推移している。一時、3.92%高の398円まで買われた。
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