塩野義が続伸、「ゾフルーザ」インフル予防薬としての効能申請
・予防薬として国内販売めざす
・今冬のシーズン中は難しいか
17日前場の東京株式市場で塩野義製薬<4507>が続伸。抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」のインフルエンザウイルス感染症予防に関する効能・効果追加申請を行ったことが材料になっている。
午前11時6分現在、前日比43円(0.72%)高の6021円で推移している。一時、2.33%高の6117円まで買われた。
塩野義は16日の取引終了後、インフルエンザ治療に使うゾフルーザについて、インフルエンザ患者がいる家族などを対象にした臨床試験で発症を抑える効果を確認できたことから、国内で予防薬として販売するための承認を申請したと発表した。
塩野義はスイスの製薬大手ロシュと共同で開発を進めている。販売は日本では塩野義が、米国などはロシュが担う。
ただ、今冬のシーズン中の承認取得は申請時期から難しいとみられている。
治療薬としてのゾフルーザ
一方、ゾフルーザのインフルエンザ治療については、12歳未満の子どもへの使用を慎重に検討すべきだとする提言を日本感染症学会がまとめたことをNHKなどが伝えた。
ゾフルーザを服用した患者から、この薬が効きにくい耐性ウイルスが出ていることを受けたもの。
従来使われてきた「タミフル」が効かない場合や重症化が懸念される患者に使えるため、耐性ウイルスを広げないことが重要だという。
ただ、この提言による相場への影響は限られているもよう。
ゾフルーザは昨シーズンに最も多く使われたインフルエンザの治療薬。タミフルとは異なり、1回の服用で効果が得られるとして、半年間だけで約600万人分が出荷された。
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