アンリツが高い、SMBC日興が目標株価上げ 5G市場の強気見通しに実現性
・投資評価は最上位継続
・22年3月期営業利益予想も引き上げ
2日の東京株式市場でアンリツ<6754>が高い。SMBC日興証券が目標株価を引き上げたことが好感された。5G市場規模に関する従来の強気シナリオの実現性が高まったと判断したという。
終値は前日比98円(4.59%)高の2231円。一時5.02%高の2240円まで買われた。
アンリツは4月30日に2267円の年初来高値を付けた。別の国内証券の強気の投資判断などが背景にあった。
その後、5月27日にかけて2068円まで下落したが、これ以降、株価は4営業日続伸。4月の高値の更新が視野に入った。
商いは盛況で、出来高は588万株を超えた。
投資判断
SMBC日興証券は1日付でアンリツの目標株価を3000円から3700円に引き上げた。投資評価は最上位の「1」を継続した。
同証券は、5Gの市場規模のピークは4Gのピーク並みとしていた従来の市場コンセンサスについて、すでに到達しつつあるとした。
さらに、5Gの市場規模は4Gのピークを大きく上回るとの従来の市場の強気シナリオについて、通信測定器需要がまだ序盤にあることなどを考慮すれば、その蓋然性が高まったとしている。
2021年3月期の営業利益予想は207億円とし、従来予想の211億円から引き下げた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を考慮に入れた。
一方、22年3月期の営業利益予想は279億円とし、従来予想の230億円から引き上げた。
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