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アステラス株高い ノーベル生理学・医学賞発表控え

・生理学・医学賞、今晩発表
・小胞体研究の京大・森教授などが有力

Source: Bloomberg

7日の東京株式市場で2019年のノーベル賞の有力候補に関連する銘柄に注目が集まり、アステラス製薬<4503>など一部の製薬株が買われた。2019年のノーベル賞の発表は今晩始まる。

初日に発表となる生理学・医学賞は、京都大学の森和俊教授が有力との声が多い。森氏は細胞内の「小胞体」と呼ばれる器官がたんぱく質を品質管理する仕組みであり、糖尿病やがん、パーキンソン病とかかわりのある異常なたんぱく質の蓄積を解消するために細胞が起こす反応「小胞体ストレス応答(UPR)」について解明した。

アステラスは前週末比9円(0.6%)高の1505.5円で取引を終えた。アステラスはUPRを調整する治療薬の研究開発で米国企業と提携している。

また、小胞体ストレス検出試薬をラインナップに持つマザーズ上場のトランスジェニック<2342>も高い。終値は11円(2.61%)高の433円。

一方、生理学・医学賞のもう1人の有力候補の大阪大学の坂口志文特任教授ががんの免疫療法を専門としていることで、がん免疫薬関連銘柄も買われた。

がん免疫薬を開発するタカラバイオ<4974>は62円(2.86%)高の2230円、ジャスダック上場のテラ<2191>は4円(2.13%)高の192円。


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