ウーバーイーツ改善で株価倍増も-バークレイズ調査
・目標株価40ドル
・ロックアップ終了のだぶつきは近く解消へ
配車サービスを手掛けるウーバー・テクノロジーズ<UBER>の株価が、料理宅配サービス部門のけん引により現行水準から倍増する可能性がある。バークレイズが15日付のリサーチノートで明らかにした。
バークレイズのアナリストチームは、ウーバーの投資判断を「オーバーウエート」、目標株価を40ドルとした。
バークレイズはリポートで、ロックアップ期間の終了によるだぶつきは先々解消するだろうと指摘。また、2019年10~12月の利益は前期よりも良い内容になる可能性が高いとみていると表明した。
ウーバー株は新規株式公開(IPO)から180日間の内部関係者や初期投資家の株売却を制限するロックアップが6日に解除されて以来、売り圧力にさらされている。
株価は14日、25.99ドルで終了し、終値での上場来安値を付けた。15日は反発し、前日比0.77ドル(2.96%)高の26.79ドルで引けている。
ウーバーは5月10日にニューヨーク証券取引所に上場。公開価格45ドルだった。
ウーバーが今月4日発表した7~9月期の最終損益は11億6200万ドルの赤字(前年同期は9億8600万ドルの赤字)だった。6四半期連続で最終赤字となる。
ウーバーイーツ
料理宅配サービス「ウーバーイーツ(Uber Eats)」に関して、米国事業の他社との統合やインド事業の縮小が実現すれば、ウーバーの利益見通しはより早期に大きく変わる可能性があるとバークレイズは指摘。
ウーバーイーツ事業はインドで約12億ドル、米国で4億5000万ドル超の年間損失が発生しているという。
料理配達と配車サービスの複占が実現すれば利益体質化がもたらされる。ウーバーの何か1つの重要な動きにより、こうした市場が実現する可能性があるとバークレイズは指摘した。
市場では、ウーバーイーツとともにや貨物事業「ウーバー・フレイト(Uber Freight)」といった部門が今後、ウーバーの業績を押し上げる可能性があるとの声が多い。
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