タカラバイオ、出来高伴い大幅高 新型肺炎の試薬増産との報道
・一時14%超上昇
・宝ホールディングスも高い
7日前場の東京株式市場でタカラバイオ<4974>が出来高を伴い大幅高となっている。新型コロナウイルスの検査試薬を大幅に増産すると伝わったことが材料視されている。
午前10時29分現在、前日比209円(9.61%)高の2384円で取引されている。一時、14.48%高の2490円まで買われた。
出来高は10時10分現在ですでに350万株を突破。東証1部上場銘柄で14位につけている。
日本経済新聞(電子版)は6日夜、タカラバイオが中国・大連市に構える試薬製造の中国子会社、宝生物工程が、同市から安定供給の緊急要請を受け、検査試薬の生産を従来比50倍の週25万検体分に増やしたと報じた。
新型コロナウイルスによる肺炎への感染拡大で検査試薬は品不足に陥っており、増産と新製品の開発が急務になっているという。タカラバイオは武漢を含めた中国10都市にある検査キットメーカーに試薬を提供する。
親会社の宝ホールディングス<2531>は20円(2.02%)高の1008円で推移している。一時、5.36%高の1041円まで上昇した。
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