太陽誘電やTDKが年初来高値 半導体市況が回復基調
・村田製作所も高い
・台湾TSMC、5四半期ぶり増益
18日後場の東京株式市場で電子部品株に買いが集まり、太陽誘電<6976>やTDK<6762>が年初来高値を更新した。台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>の7~9月期営業利益が5四半期ぶりに増益に転じるなど、世界の半導体市況が過去1年余りの低迷を経て勢いを回復しつつあることが背景にある。
太陽誘電は大幅続伸。午後2時11分現在、前日比126円(4.46%)高の2950円で推移している。一時、6.59%高の3010円まで買われた。
TDKも続伸し、90円(0.85%)高の1万640円で取引されている。一時、1.52%高の1万710円まで上値を追った。
村田製作所<6981>は76円(1.31%)高の5899円で推移。
TSMCが17日発表した2019年7~9月期決算は、営業利益が前年同期比13%増の1078億台湾ドル。5四半期ぶりに増益となり、7~9月期として過去最高となった。純利益も1010億台湾ドルと約13%増となり、市場予想を上回った。
次世代高速通信「5G」向けの好調な受注がTSMCの業績回復をけん引した。
SOX指数
また、スマートフォン「iPhone」の新型3機種の販売が好調で、アップルが19年末までの生産台数を1割程度増やすと今月に入り伝わったことも、電子部品株にとって追い風となっている。
米株市場では15日、主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1625まで上昇。7月に付けた1622の過去最高値を約3カ月ぶりに更新している。
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