マイクロソフト「Teams」が「スラック」をリード 米大企業での使用調査
・58%がチームズ使用と回答
・スラック、年間売上高100万ドル超の顧客増加
ビジネス対話アプリ市場で競合する「Slack(スラック)」と「Microsoft Teams(マイクロソフト チームズ)」。直近の米国の調査ではチームズに軍配が上がった。
米CNBCによるこの調査は、米国の大企業や官公庁、非政府組織(NGO)に所属する技術担当責任者157人で構成されるCNBCテクノロジー・エグゼクティブ・カウンシルから抽出した51人を対象に今月2~11日に実施された。
それによると、58%が自身が所属する組織でチームズを使用していると回答し、30%がスラックを使用していると答えた。
一方、調査対象のうち5人が、スラックや他の対話アプリの使用を中断してチームズを使用するようマイクロソフト<MSFT>から所属組織に圧力があったと指摘。これに対し、過半数はマイクロソフトからの圧力は感じなかったと答えた。
チームズはマイクロソフトのクラウドサービス「Office365(オフィス365)」と統合されていることが他の対話アプリに対する強み。マイクロソフトは従来の企業向けコミュニケーション・ツール「Skype for Business(スカイプ・フォー・ビジネス)」のサービスを2021年に終了する予定で、チームズに置き換えていく方針を打ち出している。
ユーザー数
マイクロソフトは11月19日にチームズの1日あたりアクティブユーザー数(DAU)が2000万人を超えたと発表した。
一方、スラック・テクノロジーズ<WORK>は10月時点でスラックの顧客数を1200万人と発表。また、今月4日に発表した8~10月期決算で、年間売上高が100万ドル超の法人顧客数が初めて50を突破したと明らかにしている。同期の売上高と純利益はともに予想を上回った。
スラック・テクノロジーズにはソフトバンクグループ<9984>傘下のソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)が7.3%出資している。
対話アプリはほかにシスコシステムズ<CSCO>の「Webex Teams」やフェイスブック<FB>の「Workplace(ワークプレイス)」などがある。
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