新型肺炎株―帝人が大幅高、ぜんそく治療薬でコロナ肺炎の症状改善
・株価、一時9.9%高
・医療チーム、ぜんそく治療薬「シクレソニド」を投与
3日の東京株式市場で帝人<3401>が大幅高となった。同社子会社の帝人ファーマが手掛ける気管支ぜんそく治療薬「シクレソニド」(商品名「オルベスコ」)を新型コロナウイルスに感染して肺炎になった患者に投与したところ、症状の改善がみられたとの報道が材料になったもよう。
帝人の終値は前日比83円(4.68%)高の1856円。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で新型コロナウイルス感染症の初期から中期の患者3人にシクレソニドを投与したところ、3人の症状が改善したと民放が昼前に伝えた。このうち1人は2日程度で症状が改善。ウイルス検査が陰性となり、すでに退院したという。
ダイヤモンド・プリンセスの乗客の治療を行った神奈川県立足柄上病院などの医療チームがまとめた報告書に基づく報道という。
これを受け、帝人は後場で一時9.93%高の1949円まで買われた。出来高は800万株近くまで膨らんだ。
NHKもこの日、同様のニュースを伝えた。
ブイキューブ
ウェブ会議システムを提供するブイキューブ<3681>はストップ高である前日比100円(14.49%)高の790円まで上昇した。
新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、教育機関など非営利団体を対象に5月31日まで無償でウェブ会議サービスを提供すると2日に発表。潜在的な顧客獲得につながるとの見方が広がった。
2部上場の川本産業<3604>は3営業日の続落。東京証券取引所が2日の取引終了後、信用取引を使った同社株の売買について、3日から規制措置を解除すると発表。この日は朝方に一時10.67%高の1950円まで買われた。
ただ、世界保健機関(WHO)が先ごろ、新型コロナウイルスへの対策を巡り、せきやくしゃみなどの症状のない人には、いかなる種類のマスクの利用も推奨しないとする手引をまとめるなか、買いは続かずに後場でマイナス圏に沈んだ。
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