テスラの株価目標をゴールドマンが引き上げ 自動車業界の環境改善が恩恵
テスラの株価が続伸している。14日はゴールドマンが目標株価を引き上げたことなどで買いが促された。ゴールドマンは、テスラが自動車業界の環境改善による恩恵を受けるとの見方を示した。
米電気自動車(EV)メーカー、テスラ<TSLA>の株価が続伸している。14日はゴールドマン・サックスが目標株価を引き上げたことなどで買いが促された。ゴールドマンは、自動車業界の環境改善がテスラに恩恵をもたらすとの見方を示した。
ゴールドマンは13日付のリポートで、テスラの目標株価を400ドルから450ドルに引き上げた。投資判断は「中立」で据え置いている。ゴールドマンは今月5日、テスラの目標株価を295ドルから400ドルに引き上げたばかりだった。
ゴールドマンによると、米新車販売台数(内燃エンジン車含む)は2020年に1430万台、21年に1550万台になる見通し。従来の予想からそれぞれ90万台、50万台上方修正した。
テスラについては、20年の販売台数を50万台と見込んでいる。
テスラは最近のガイダンスで20年の販売台数を47万7750台から51万4500台と予想した。
テスラが2日発表した20年7~9月期の納車台数は前年同期比44%増の13万9300台。四半期として過去最多となった。
7~9月期の車種別の内訳は小型車「モデル3」と小型多目的スポーツ車(SUV)「モデルY」が56%増の計12万4100台。高級セダン「モデルS」がと高級SUV「モデルX」は13%減の計1万5200台。
テスラは21日の取引終了後に7~9月期決算を発表する。
14日の米国株市場でテスラは前日比14.65ドル(3.28%)高の461.30ドルで取引を終えた。
終値ベースでの高値は8月31日の498.32ドル。
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