米国株、動揺続く可能性も コロナと大統領選が重しに
米国で新型コロナ感染が再び拡大するなか、28日の株式市場では主要株価指数が急落し、恐怖指数が6月以来の高水準を付けた。一部の専門家は今後数週間、動揺が継続する可能性があるとの見方を示す。
米国で新型コロナウイルス感染が再び拡大するなか、28日の株式市場では主要株価指数が急落し、投資家の不安心理を示す恐怖指数が6月以来の高水準を付けた。一部の専門家は今後数週間、動揺が継続する可能性があるとの見方を示す。
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比943.24ドル(3.43%)安の2万6519.95ドルと7月31日以来の約3カ月ぶりの安値を付けた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落。426.48ポイント(3.73%)安の1万1004.87と9月25日以来約1カ月ぶりの安値となった。
一方、恐怖指数とも言われるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX)は一時40.77と6月15日以来の高い水準を付けた。
ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのマクロ・ストラテジー責任者は米CNBCの番組で、米大統領選やコロナ感染の拡大などの不安要因により、今後数週間は「かなり恐ろしい期間になるかもしれない」と語った。
足元の株価急落の直接の原因はコロナ感染者数の急増だが、大統領選を巡る不透明感により、株価はさらに下押される可能性があるという。
同責任者は「大統領選の結果判明が遅延する可能性を指摘してきたが、実際にそうなれば、ほぼ確実にリスクオフになる。今後1週間から10日間は不安の種が尽きない」と語った。
その上で、安心感をもたらすものはコロナ追加対策だとし、与野党合意の可能性から足元で0.77%台まで低下した米10年債利回りは、年末には0.90~1%で推移すると予想した。
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