航空株にワクチン接種が追い風、ユナイテッド航空に「買い」判断─調査
コロナウイルスのワクチン接種が早ければ年内にも始まることに伴い、株式市場ではユナイテッド航空などコロナ禍で打撃を受けた米航空会社の一部に対して強気の見方が生じている。
新型コロナウイルスのワクチン接種が早ければ年内にも始まることに伴い、株式市場ではユナイテッド航空<UAL>などコロナ禍で打撃を受けた米航空会社の一部に対して強気の見方が生じている。
米証券会社レイモンド・ジェームズは今週発表したリポートで、米国の追加景気対策が議会を通過すれば、2021年初めに航空業界に初めての追い風が吹くことになるだろうと指摘。これに続き、夏には旅行の繰延需要が期待されるとの見方を示した。
レイモンド・ジェームズは、ユナイテッド航空の投資判断を「マーケットパフォーム(中立)」から「アウトパフォーム(買い)」に引き上げ、目標株価を60ドルに設定した。
ユナイテッドは同業他社とは異なるアプローチを採用しているとし、22年末までパイロットを確保していることや、機材をより多く維持していることを例示。予想よりも早い景気回復に対する準備ができており、市場シェア拡大が期待されるとした。
1日の株式市場でユナイテッドは45.32ドルで引けた。3月18日に8年ぶりの安値となる17.80ドルまで売られていた。
アラスカ航空や格安航空の米ジェットブルー・エアウェイズの投資判断も引き上げている。
サウスウエスト航空<LUV>については目標株価を49ドルから54ドルに引き上げた一方、投資判断は「ストロング・バイ」から「アウトパフォーム」に引き下げた。
サウスウエストも景気回復の恩恵を受けて市場シェアを拡大するとみられるが、相対的な強みはすでに株価に反映されていると分析した。
1日のサウスウエストの終値は47.27ドル。
アメリカン航空は「売り」判断
一方、アメリカン航空<AAL>の投資判断は「マーケットパフォーム(中立)」から「アンダーパフォーム(売り)」に引き下げた。目標株価は設定していない。
アメリカンは新株発行による増資により株式価値の希薄化が見込まれるという。また、債務超過で苦境に立たされていると指摘。現金の流出を止める必要があるとした。
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