出光など石油株高い、リスクオフ一巡でNY原油が反発
・東証業種別で石油が上昇率首位
・NY原油3日ぶり反発
19日の東京株式市場で出光興産<5019>など石油関連銘柄が高い。前週末のニューヨーク原油先物相場の反発を背景に買いが先行した。リスクオフの一巡で、原油などのリスク資産に買いが入った。
出光の終値は前週末比124円(4.75%)高の2735円。
ENEOS Holdings Inc<5020>は14.5円(3.37%)高の444.8円、コスモエネルギーホールディングス<5021>は59円(3.23%)高の1888円で取引を終えた。
東証33業種のうち、石油・石炭製品は値上がり率でトップとなった。
16日のニューヨーク市場ではWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月限が前日比0.40ドル(0.73%)高の1バレル=54.87ドルで取引を終了。3日ぶりに反発した。
週明けの時間外取引でも上昇しており、日本時間19日午後5時17分現在、9月限は通常取引終値を0.56ドル上回る55.43ドルで推移している。
景気刺激策
中国が個人消費を活性化させるための景気刺激策を発表したことや、ドイツが財政出動に踏み切る可能性があるとの報道が買い材料だった。
こうしたことで、極端なリスクオフが和らぎ、米株式市場ではダウ工業株30種平均が300ドル超上昇して引けた。
一方、石油輸出国機構(OPEC)が同日発表した8月の月報で2019年の原油需要の伸び幅を前月に比べて下方修正すると、原油相場は一時前日比マイナスに転じた。
石油サービス会社ベーカー・ヒューズが発表した同日までの国内石油掘削リグ稼働数が7週ぶりに前週水準を上回ったことも下げ圧力となった。
米石油銘柄の上昇も国内石油株を支援した。マラソン・オイル<MRO>は3.58%高、エクソンモービル<XOM>は1.56%高で引けた。
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