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株高の影響 >米金利反発の影響

米金利の反発基調が続いています。しかし、買い圧力が高まっているのは米ドルではなく、これまで下落基調にあったオセアニア通貨や新興国通貨です。直近の動向が示唆することは、株高の影響力が外為市場で拡大している、ということです。株高基調は続くのか?ドル円とユーロドルのポイントは?詳細は今日のマーケットレポートをご参照ください。

Source:Bloomberg Source:Bloomberg

Analysis Highlights

・株高の影響 >米金利反発の影響

米長期金利(以下米金利)は10日、1.7450%まで上昇する局面が見られた。筆者が注目しているキャップ水準は1.75%~1.80%のゾーンである。このレベルを視野に反発基調を維持する米金利の動向は、本来ならば米ドル高要因となるはずである。しかし、ここ数日の外為市場を俯瞰すると、これまで対米ドルで下落基調を辿っていたオセアニア通貨や新興国通貨を買い戻す動きが加速している。米金利が反発基調にあるにもかかわらず、これらリスク性の高い通貨が対米ドルで反発しているということは、外為市場において株高の影響力が米金利反発のそれを凌駕していることを示唆している。なぜなら、これらリスク性の高い通貨は「株高 / 米金利低下」の局面で買い圧力が高まるからだ(株高によるリスク許容度の拡大と米金利の低下による米ドル売りの恩恵を受けるため)。中長期の視点で考えるならば、米金利が外為市場、特に米ドル相場のトレンド決定要因であることに変わりはない。だが、株高の方により反応している現在の状況を考えるならば、短期的に株式市場の影響力を考慮する必要がある。その株式市場の動向でより注視すべきはやはり米株である。ベンチマークであるS&P500のボラティリティを確認すると、「高すぎる水準24%」へ到達後、見事に縮小傾向へ転じている。VIXやVXNといった各ボラティリティ指数も警戒水準以下で安定的に推移している。これらの状況を考えるならば、米株は調整を挟みながら高値圏での攻防を維持する可能性が高い。よって、これまで対米ドルや日本円で売られすぎていたリスク性の高い通貨は、短期的に買い戻される局面が見られよう。だが、米金利が1.80%の水準を突破するようだとその影響力が増すことで、上述したリスク性の高い通貨に再び売り圧力が高まると予想する。

【米株のボラティリティ】

S&P500 米株 ボラティリティ

・ドル円とユーロドルの展望

今日のドル円は107円台を中心とした堅調地合いを予想する。上値の焦点は21日MA(106.43前後)からプラス1.25%かい離した107.76レベルの攻防である。国際金融市場のボラティリティが拡大した昨年10月以降、このかい離水準まで到達すると反落するパターンが見られる。107.70にはオファーが観測されている。107.70台を完全に上方ブレイクする展開となれば、108.00が次の上値ターゲットとなろう。このレベルにもオファーが観測されている。下値の焦点は107円台の維持である。107.20ブレイクは107.00トライのシグナルとして意識したい。尚107.00にはビッドが観測されている。
一方、ユーロドルだが、米金利が反発基調を維持しているにもかかわらず堅調地合いを維持しているということは、ユーロを買い戻す圧力がそれだけ強いということである。トレンドフォローに従うならば、今日も21日MA(1.1062前後)の攻防が焦点となろう。突破に成功する場合は1.11を視野に上昇幅の拡大を予想する。1.1090-1.1100にはオファーが観測されている。一方、下値の焦点は1.1015の維持が焦点となろう。9月に入り、このレベルで相場がサポートされている。1.1010にはビッドが観測されている。

【ドル円】

USDJPY ドル円


【ユーロドル】

ユーロドル EURUSD

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