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オセアニア通貨は中国リスクのセンサー

豪ドルとNZドルの下落トレンドが続いています。これら通貨は中国の動向に敏感に反応しやすい特性があります。つまり、外為市場では未だ中国発の新型肺炎の感染リスクが意識されていることをオセアニア通貨の下落は示唆しています。どこまで下落するのか?調整の反発水準は?詳細はマーケットレポートにて。

Source: Bloomberg Source: Bloomberg

オセアニア通貨は中国リスクセンサー

米ドル相場対主要先進国通貨の月初来騰落率を確認すると、オセアニア通貨の地合いの弱さが見て取れる。それは円相場の騰落率でも確認できる。米ドルや日本円がオセアニア通貨に対して急速に上昇し始めたのは、中国発の新型肺炎の感染リスクが意識され始めた今月17日以降である。そしてこの状況は今も続いている。中国の動向に敏感に反応しやすいオセアニア通貨の下落基調が続いているということは、感染リスクが外為市場で未だ意識されていることを示唆している。
豪ドルとNZドルのインプライド・ボラティリティ(対米ドル/1週間)を確認すると、それぞれ6%台で推移している。高い水準ではないが、感染拡大の防止策で中国当局の対応が後手に回るとの報道があれば、8%台まで上昇する可能性がある。一方、感染拡大に成功すれば、これら通貨は一気に買戻される展開となろう。一時的なリスク要因(今回の中国リスクが一時的とはまだ言えないが)で急落した通貨は、往々にして急反発する展開が見られる。米長期金利が低空飛行状態(1.5%台)を維持していることも考えるならば、オセアニア通貨が買い戻される土台は整っている。

インプライド・ボラティリティ(1週間)

インプライド・ボラティリティ 豪ドル NZドル AUD NZD

対米ドルのチャートポイント

豪ドル/米ドル(AUD/USD)はベアトレンドを想定し、本日は0.67台を維持できるかどうか、この点が焦点となろう。0.66台の攻防へシフトする場合は、短期サポートラインの起点となった0.6668(昨年10/2安値)までの下落幅拡大を警戒したい。0.6720、0.6710および0.6700にはそれぞれビッドが観測されている。逆に買戻しの展開となっても、新型肺炎の感染リスクが完全に下火にならない限りは、調整相場と捉えたい。このケースでの焦点は、昨日上値をレジストした0.6780の攻防が焦点となろう。このレベルにはオファーの観測あり。
一方、NZドル/米ドル(NZD/USD)は0.650レベルの攻防が焦点である。この水準はフィボナッチ・プロジェクション161.80%の水準にあたり、昨日はこのテクニカルでサポートされた。新型肺炎の感染リスクが意識される状況が続くケースでは0.650の下方ブレイクし、および昨年11月下旬に相場をサポートした0.6390台までの下落を警戒したい。一方、反発する場合は、0.6755(昨年12/31高値)を起点とした短期レジスタンスラインの攻防が焦点となろう。このラインは今日現在0.6600レベルで推移している。
尚、豪ドル円(AUD/JPY)とNZドル円(NZD/JPY)だが、ドル円(USD/JPY)が膠着状態に陥っていることを考えるならば、これら通貨ペアのトレンドは対米ドルでの豪ドル、NZドルの動きによってトレンドが左右されよう。

豪ドル/米ドル(AUD/USD)

AUDUSD 豪ドル米ドル チャートポイント テクニカル

NZドル/米ドル(NZD/USD)

NZDUSD NZドル米ドル チャートポイント テクニカル

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