国際帝石など石油株上昇、NY原油が大幅高 米中首脳会談開催で
・NY原油が3.8%高
・米中首脳会談開催をトランプ氏表明
19日の東京株式市場で国際石油開発帝石<1605>など石油関連銘柄が急反発した。米中首脳会談開催に伴う貿易交渉の再開が世界景気の持ち直しにつながるとの見方でニューヨーク原油先物相場が前日から4%近く上昇したことなどが背景にある。
国際帝石の終値は前日比51.1円(5.63%)高の958.1円。
コスモエネルギーホールディングス<5021>は141円(6.53%)高の2300円、ENEOS Holdings Inc<5020>は16円(3.15%)高の523.5円で取引を終えた。
東証33業種のうち、鉱業と石油・石炭製品は値上がり率でそれぞれ1位と3位を占めた。
地政学リスク
18日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近7月限の終値は前日比1.97ドル(3.79%)高の1バレル=53.90ドル。一時54.31ドルまで上昇した。
トランプ米大統領は18日、20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)で中国の習近平国家主席と会談する意向をツイッターで表明。首脳会談が実現すれば、米中貿易摩擦が緩和するとの期待が広がった。
ホルムズ海峡付近でのタンカーへの攻撃後に米国が兵士1000人を追加派遣する計画を発表するなど中東の地政学リスクが高まっていることも、引き続き原油相場を支えている。
シェブロン<CVX>(1.27%高)やオキシデンタル・ペトロリアム<OXY>(1.08%高)など米石油株が上昇したことも国内銘柄の上昇に寄与した。
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