出光など石油株安い、トランプ氏がOPEC減産をけん制
・NY原油が3%超下落
・大統領、「原油は高過ぎる」と投稿
26日の東京株式市場で出光興産<5019>など石油・鉱物銘柄が下げた。トランプ米大統領が石油輸出国機構(OPEC)の協調減産をけん制し、ニューヨーク原油市場で先物相場が下落したことが材料になった。
終値は出光が前日比95円(2.39%)安の3885円、コスモエネルギーホールディングス<5021>が55円(2.31%)安の2331円、国際石油開発帝石<1605>が43.5円(3.84%)安の1090.5円。
東証の33業種中、鉱物は値下がり率で首位となった。石油・石炭は2位。
25日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場は、標準油種WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月限が前週末比1.78ドル(3.11%)安の1バレル=55.48ドルで引けた。
トランプ大統領は25日、ツイッターに「原油価格は高過ぎる」と投稿。また、OPECにリラックスして落ち着くよう求め「世界は価格上昇を受け入れることができない」と主張した。これを受け、大統領がOPEC協調減産をけん制したとの見方が広がり、原油が売られる展開となった。
米エネルギー情報局(EIA)が21日発表した週報で、米原油生産が日量1200万バレルと過去最高に達したことも相場の重しとなった。
先物相場は前週末22日、米中貿易協議の進展への期待や米国の対ベネズエラ経済制裁がもたらす供給不安などを理由に、昨年11月12日以来の高値となる57.26ドルで取引を終えていた。
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