出光など石油株高い、サウジが協調減産の年内継続の可能性示す
・出光が3%超高
・ロシア、6月より前の政策決定は困難との見方
18日後場の東京株式市場で出光興産<5019>など石油関連銘柄が高い。サウジアラビアが、石油輸出国機構(OPEC)加盟国および非加盟産油国による協調減産の年末までの継続の可能性を示唆したことが背景にある。
午後2時32分現在、出光は前週末比130円(3.26%)高の4115円、5002-JP<5002>は52円(3.07%)高の1748円、富士石油<5017>は3円(1.17%)高の260円で取引されている。
サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は17日の会見で、世界石油市場の均衡達成の任務は完了しておらず、6月まで現行の協調減産を維持する必要があることは間違いないと述べた。同相はまた、今年後半に必要なことを行う用意があると語った。
一方、ロシアのノバク・エネルギー相は同じ会見で、ベネズエラとイランの生産から生じる不確実性により、OPEC加盟国と非加盟産油国が6月より前に次の措置を決定するのは困難だと語っている。
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