NY原油が上昇、時間外で59ドル台 米原油在庫の大幅減で
・期近が一時59.13ドル
・JXTGなど一部の国内銘柄堅調
ニューヨーク原油先物相場が時間外取引で1バレル=59ドル台に上伸した。米国とイランの対立が緊迫の度合いを増していることや、米原油在庫が予想を上回る減少幅を示したことなどで買いが優勢となった。
WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の8月限は前日比0.07ドル安の1バレル=57.83ドルで通常取引を終了。その後の時間外取引で一時、59.13ドルまで上昇。約1カ月ぶりの高値を付けた。
日本時間午後5時11分現在、通常取引終値を1.09ドル上回る58.92ドルで推移している。
米石油協会(API)が25日発表した週間統計によると、米原油在庫は21日までの週に750万バレル減少。市場予想の250万バレル減を大きく上回る減少幅だった。
米ガソリン在庫は320万バレル減少。原油と同様に市場予想を上回る減少幅だった。
トランプ米政権は24日、ホルムズ海峡周辺でのタンカー攻撃や米無人偵察機の撃墜などを巡り、イランの最高指導者ハメネイ師を含む追加経済制裁を発表した。国家元首に制裁に科すのは極めて異例の措置。一方、イランのロウハニ大統領は、米側の制裁を強く批判した。
26日の東京株式市場は全体に下げ基調にあるなか、一部の石油銘柄が堅調に取引を終えた。
ENEOS Holdings Inc<5020>は前日比1.1円(0.21%)高の527.6円、コスモエネルギーホールディングス<5021>は2円(0.08%)高の2418円で終了した。
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