DMG森精機が4~6月期決算発表へ、コロナ禍で業界受注大幅減
DMG森精機が27日に4~6月期決算を発表する。新型コロナの感染拡大による世界経済の停滞で、同期間の工作機械業界の受注は大きく落ち込んだ。
工作機械大手のDMG森精機<6141>が27日午後3時に2020年4~6月期決算を発表する。新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の停滞で、工作機械業界の受注は同期間に大きく落ち込んだ。
日本工作機械工業会(日工会)のまとめによると、20年上期の業界の工作機械受注実績は前年同期比39.9%減の4100億円。10年ぶりに5000億円を割り込んだ。自動車、航空機、造船向け部品が軒並み減少した。
月別では4月が前年同月比48.3%減の561億円、5月が52.8%減の512億円、6月が32.1%減の672億円。
新型コロナの流行がいち早く収まった中国が6月の受注改善に寄与したが、国内や欧米は不振が続いた。
DMG森精機の森雅彦社長は今月18日付の日本経済新聞とのインタビューで、とりわけ日欧間の往来制限による商談の滞りが工作機械業界に深刻な影響を及ぼしていると指摘。その中でもドイツとの往来制限だけで、年間売上高の1割にあたる約300億円の減収につながるとの見通しを明らかにした。
DMG森精機は連結売上高の約8割を海外が占める。
20年通期業績見通し
DMG森精機が5月に発表した20年12月期の連結営業利益(国際会計基準)見通しは前期比73~87%減の50億~100億円。2月時点での予想は46%減の200億円だった。また2月に53%減の85億円と予想した純利益は未定とした。
売上高に相当する売上収益は30~34%減の3200億~3400億円を見込む。2月時点での予想は18%減の4000億円だった。
年間配当予想は1株あたり20~30円。2月は60円を予定していた。
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