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リスク要因はコロナショック第2波への懸念の高まり 豪ドルとユーロの動向に注目

今回のサマリー。株高トレンドを崩す要因としてコロナショック第2波に警戒。外為市場は株式にらみの展開となろう。豪ドル/米ドルとユーロドルのポイントは?詳細はマーケットレポートをご覧ください。

Source: Bloomberg Source: Bloomberg

リスク要因はコロナショック第2波への懸念の高まり

今週の外為市場も株式にらみの展開となろう。

日本と英国の中銀イベント、各国の経済指標、そしてパウエル証言と、今週は株式市場に影響を与えるイベントが目白押しの1週間である。

先週木曜日、米国株式は急落する展開となったが、翌日にはすぐに買い戻しが入り反発した。
下値での押し目買い意欲の強さをあらためて確認できた。

押し目買い意欲を阻害する要因として今週注視すべきは、コロナショック第2波に対する懸念の高まりだろう。

新興国を中心に感染の拡大が続く中、中国・北京市では第2波への警戒心が高まっている。
また、米国の感染者数も再び2.5万人を突破し、増加傾向へ転じている。

指標データや予想EPSの水準を反映していない現在の株価を調整する局面は今後も散見されよう。
コロナショック第2波に対する懸念は、そのトリガーとなろう。

米国内の新型コロナ感染者数の推移

米国の新型コロナ感染者数のチャート

豪ドルとユーロは対米ドルで下値トライを警戒

通貨オプション市場のリスクリバーサル(1週間)を確認すると、これまで上昇基調にあったユーロドルや豪ドルのそれらが、一転して低下基調へ転じている。
市場参加者は、今週の豪ドルやユーロドルが、対米ドルで上値の重い展開になることを予想している。

予想通りとなるかどうかは株式の動向次第と筆者は考えているが、上で述べたとおり、コロナショック第2波に対する懸念が高まる場合、豪ドルやユーロは対米ドルで売り優勢の展開となろう。

今日の豪ドルは株式の動向に加えて、中国の指標データもトレンドを左右する可能性がある。

株式が堅調地合いを維持し、且つ中国の指標データも市場予想を上回るならば、0.70を視野に反発地合いを予想する。
目先のレジスタンスポイントは、12日高値0.6911を想定している。

一方、株高の調整圧力が再び高まるか、中国の指標データが市場予想を下回る場合は、豪ドル相場の下落を警戒したい。
このケースでは、21日MA(今日現在0.6760前後で推移)の維持が目先の焦点となろう。

このMAを下方ブレイクする場合は、2つのサポートライン - 4月21日安値0.6250を起点としたサポートラインと4月3日安値0.5978を起点としたサポートラインの攻防に注目したい。
今日現在、前者のラインは0.6680前後、後者のラインは0.6575前後でそれぞれ推移している。

豪ドル/米ドルの動向

豪ドル/米ドルの日足チャート リスクリバーサルのチャート

ユーロドルも株式の動向次第でトレンドが左右されると予想する。

株高の維持ならば、米ドル安を軸に反発することが予想される。

このケースでは、12日の欧州タイムの戻り高値1.1340のトライが焦点となろう。

逆に株高の調整が見られる局面では米ドル高優勢の展開となることで、下値トライの展開を意識したい。
このケースでは、1.12台の維持が目先の焦点となろう。
1.12を下方ブレイクする場合は、下落幅の拡大を警戒したい。

次の焦点として1.11そして1.10の攻防が注目される。

筆者がより注目しているのが、後者の1.10である。
5月28日に上方ブレイクするまで、この水準は強固なレジスタンスポイントだった。
一転して相場をサポートする展開となれば、レンジの下限が1.08レベルから上昇したことを市場関係者に印象付けよう。


ユーロドルの動向

ユーロドルの日足チャート リスクリバーサルのチャート

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